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巡り来る季節を思い描く

こんにちは。長野クリエイティブ局のK.N.です。

我が家にはこぢんまりとした庭の一角に「四季咲きのつるバラ」があります。花好きなご近所の方から枝を分けていただき、挿し木から育ててきました。
このつるバラは一つの株の中に淡く映えるオレンジ、イエロー、サーモンピンク、ホワイト...と咲き進むにつれていろいろな色が混ざり合う品種で、しなやかな枝にフンワリとした感じに咲き重なるところがお気に入りのバラです。

毎年春に開花して最盛期を迎え、夏以降から晩秋までは花数は少ないもののポツポツと返り咲いてくれて、だいたい11月下旬頃には開花が終わります。
ところが、2021年の冬は暖冬のせいなのか12月中旬を過ぎても返り咲きが続き、葉も落とさない状態をはじめて観察しました。
バラは本来サクラや梅と同じように冬に葉を落とす落葉樹で、最高気温が7度以下になる日が1週間程度続くと、生長をやめて休眠に入るために葉を落とすと一般的に言われているのですが...、

例年だとこの落葉を合図に冬の剪定をするタイミングと決めてはいたものの、師走となっても緑葉を茂らせて花まで咲かせている姿を見た時、いささかその判断に戸惑ってしまいました。
ともあれ、バラ自体が自然と教えてくれるサインを見計らいながらバラの株にダメージを与えにくそうな休眠期になんとか剪定作業を行うことが出来ました。
剪定でやることといえば、枝に残った葉っぱや花、弱々しい枝や込み入っている枝を取り除き、伸ばしたい枝を残しつつフェンスに誘引させるのが主な作業となります。

少し手間のかかる作業ではありますが、ここで樹形を整えて風通しを良くしておくことで、迎える春の花数や、病害虫の被害が少なくなることにもつながるので、期待を込める大切な時間とも言えます。
ひとつ先の季節に思いを馳せて手元の作業を進められるのが、冬庭ならではの楽しさでもあります。

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