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まるでスイスアルプス!? 標高3,000m級へトリップ!

中央自動車道駒ヶ根ICを降りて約3分、バスに乗り換え約30分で、駒ケ岳ロープウェイ乗り場へ。白い奇岩とシラビソの大木、流れ落ちる幾筋もの滝・・・足元を過ぎる日本庭園のような自然の造形にあっけに取られていると、一気に950mの高低差(日本一)を駆け上がり、標高2,612mの千畳敷駅へ到着。ホテルも兼ねる駅を出ると、まるでスイスアルプスにトリップしたような景色が目に飛び込んできます。2万年前の氷河期に削り取られ、シンボルのように突き出た宝剣岳の荒々しい岩肌と高山植物に覆われたカール地形の千畳敷は、本当に言葉を失うほどの絶景!しばし時間が止まります。

可憐な高山植物が咲き乱れる遊歩道をしばらく歩いて、八丁坂と呼ばれる急坂から登ります。すぐ脇には覆いかぶさるような岩壁、そこから剥がれ落ちたであろう岩が積み重なったところを整備した登山道ですので、上にも下にも気を付けながらゆっくり登っていきます。いや、ゆっくりとしか登れないというのが正解。平地から一気に2,700m超えに達して空気の薄さを実感。体の芯は熱いのに、皮膚は冷たくて、とにかく吸っても吸っても息苦しい。この感覚は何故かプールで泳いでいる時と似ていて不思議な感覚です。

坂を登り切ると忽然と標高2,850mの乗越浄土(のっこしじょうど)と呼ばれる尾根の上に出ます。浄土と言われるだけあって確かに今までとは打って変わって穏やかな山の稜線と植物のほとんどない荒涼とした異世界が雲の上に広がります。

振り返って見る千畳敷カールの展望もまた見事!どこかの案内文にロープウェイ駅を船に、カールと岩壁を大波に見立てて、「まるで大海原を漂うノアの箱舟のようだ」という表現がありましたが、それも納得のドラマチックなシーンです。

ここから標高2,956mの木曽駒ケ岳までは割となだらかな起伏の山頂を辿っていきますが、そこはやはり3,000m近い中央アルプスの最高峰。御嶽山・北アルプス・南アルプス・富士山まで360度見渡せる雄大なパノラマに心打たれます。

木曽駒ケ岳登山は、ロープウェイからの流れる景色、千畳敷カールの感動シーン、頂上付近からの大パノラマと3つの場面が見事に切り替わり、それぞれに素晴らしい景観と体験が堪能できる変化に富んだ登山コース。初心者でも割と気軽に3,000m級のアルプス体験が味わえるおすすめのスポットです。このご時世、ぜひ登って思い切り深呼吸してみませんか。

長野本社Y.H.

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