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2018
12.20

聞こえる色、見える音

一昨年、偶然和太鼓のワークショップに参加して以来、太鼓の魅力に取り付かれてしまった
東京支社のデザイナー A . E.です。


先日、初ライブに行ってきた盲目の和太鼓奏者 片岡亮太さんが、世界的にご活躍の和太鼓奏者 林英哲さんと共演されるとのことで、
東京藝大の奏楽堂で行われた『障がいとアーツ』コンサート「聞こえる色、見える音」に行ってきました。

まずは、学生がステージの端から端まで杖を鳴らして歩きステージの幅を伝え、
つぎに、ホール内の四隅と中間に立つ人たちが手を叩いて空間を知らせ、
「見える音」でスタートしました。

特に面白かったのは、ヴィヴァルディの〈四季〉「秋」「冬」のヴァイオリン演奏と映像の連動で、
AIを使った映像技術により、生演奏のテンポにあわせて映像が再生されるというもの。
「聞こえる色」です。

「秋」の映像は、国内外の映画祭でも受賞歴のある和田淳さんによる、収穫の秋をテーマにしたアニメーションだったのですが、
たくさんの男の人たちがワインを浴びるように飲んで踊って酔いつぶれるという(←大分はしょってますが)
世間の常識に囚われない藝大ならでは(?)のクールでシュールなチョイスも最高でした^^!
「冬」の映像は、ブルガリア出身の監督 テオドル・ウシェフさんによるもので、
長い音、はじける音など、まさに音が目の前で踊っている感動を覚えました。


また、聴覚障がいのある子どもたちによるシュトラウスIの〈ラデツキー行進曲〉では、小太鼓にiPadが装着されており、
音量を視覚化するアプリを使って、音の強弱をコントロールしながら息の合った演奏を披露してくれました。
(画面の中で●が伸び縮みすることで音量が見えるアプリだそうです。見られなかったのが残念!)

オーケストラと和太鼓の共演では、障がいのある子たちがステージに上がり「見える音」を全身で体感していて羨ましかったです!
演奏者の足元に所狭しと座っている様子がとってもほほえましく、ホール中が一体となって楽しんでいました。

コンサート中は、藝大生による見事な演奏中も、自由に動く子たちや泣き声が聞こえていたのですが
自由すぎるその雰囲気を、会場の誰もが当たり前に感じている様子だったので、むしろ居心地がよかったです。
音楽は、難しいことなんて考えず、ただ五感で感じれば良いんだ!と改めて実感したコンサートでした♪

(撮影禁止だったため、内容の写真がなくすみません^^;)