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2019
10.07

「きのこ」な時間

AICSサテライトの A.S.です。


この季節になると長野県各地できのこ観察会や、きのこ狩りでの食中毒防止を目的とした、きのこ鑑定会があちこちで開催されます。会場に100種を超える様々なきのこの実物を展示したイベントも珍しくありません。特に最近はきのこへの関心が高まり、フィールドでの現地観察会には性別や年代を超えて、大勢の参加者が集まるようになりました。


そんな中、やはり一番の関心事はコレ食べられる?、毒?、の様です。森の中で、幸運にもきのこに出会ったとき、コレ食べられる?が気になるのもわかります。


そんなとき、感覚の解像度をほんの少しアップして、「きのこ」な時間を愉しんでみるのも森での素敵な楽しみ方です。丸かったり尖っていたり、星形、皿形、糸状だったり。蛍光原色の抜けるような青だったり紅だったり、レースの飾りをまとっていたり発光したり色がわりをしたりなどなど、実に変化に富んだデザインの多様さに驚かされます。これぞまさに森の宝石だといつも感じています。


またライフスタイルも実にワンダー。きのこ(菌類)の暮らし方は森の木にとって、成長に欠かせない共生のパートナーだったり、倒れた木を分解し土に戻す大役を担たり、木と木の間を菌糸でつないで木どうしの栄養のやり取りやコミュニケーションまで仲立ちしたりと、森や木が生きていくのに無くてはならない生きものです。


一見きのこは植物の仲間に見えますが、系統分類上では動物により近い生きものだとか。いつ、どこに現れるかが気まぐれなのもきのこの魅力です。毒があるのもミステリアス。この秋も、どんな出会いがあるか楽しみです。