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健康オタク"がん"になる

長野本社クリエイティブ局のコピーライター U.M.です。
「日本人の2人に1人がガンにかかる」。
聞いたことはあるけれど、毎年健康診断を受けているし、気になる症状もないし...。
かくいう私もそうでした。でも、あの日、まだ先のことだと思っていた「死」がいきなり目の前にやってきて、私に未来はないんだと、頭の中が真っ白になりました。
この"がん"という極めてデリケートな話を、この場でしてよいものかと迷いましたが、フェムテック(Femtech)(※)が注目されている今だからこそ、きちんとお伝えしようと思った次第です。
私の話が、誰かの、何かの、お役に立てれば幸いです。

※「Female(女性)」と「Technology(テクノロジー)」を組み合わせた造語。女性特有の健康課題をサポートするアイテムやサービスのこと。また、人に話すことをタブーとされた女性の健康に関わる悩みを共有し、「新しい当たり前」をつくるムーブメント。

定期的に検査を受けていたのに、なんで?

がんの告知を受けたときに、私の頭の中を駆け巡った言葉です。
以前から健康に興味があった私は、その手の本や雑誌、テレビ番組を頻繁にチェックし、身体に良いとされる食材やサプリメントを無理のない範囲で生活に取り入れ、今のように処方された薬の説明書がもらえなかった時代には、自らピルブックを購入し、薬の作用を調べたりしていました。
さらに、年に一度の健康診断に加え、30歳を過ぎてからは、自主的に乳がん検診と子宮がん検診を交互に受けてきました。
「それなのに、なぜ...」。
そして、知ったのです。一般的に「子宮がん検診」と呼ばれているものは「子宮頸がん」の検診のことで「子宮体がん」の検査ではないことを!子宮体がんと子宮頸がんは、発生する部位も原因も性格も全く異なるということを!!

 子宮体がんとはどういう病気なのか?

子宮にできるがんには、子宮の入口にあたる頸部にできる「子宮頸がん」と子宮の内部にできる「子宮体がん」があります。
「子宮頸がん」は、若い女性に多く、ヒトパピローマウイルスが原因となり、性交経験がある方は誰もが感染するリスクがあります。
一方「子宮体がん」は50~60代に多く、生理が終わっているのに出血があり、病院に行って発覚するというパターンが多いそうです。
また「子宮体がん」の検査は痛みを伴うため、率先して受ける人はいないそうです。

 きっかけは更年期障害

5年ほど前から更年期の症状に悩まされていた私は、最後の手段としてホルモン治療を受けることを決めました。すると、今までのつらい症状がうそのように消え去り、もっと早く始めればよかったと思ったこともあり、同世代の友人に更年期障害に悩んでいるのなら、とにかく婦人科に相談したほうがいいよとふれ回っていました。
ところが一か月を過ぎたころに大量の出血があり、子宮内膜の細胞を病理検査に出した結果、がんの可能性があることを告げられました。すぐに日赤に連携していただき、精密検査の日を決めたものの、「がん=死」という絶望感で、眠れない、食べられない日々が続きました。
精密検査で、がんが確定してからは、手術に向けて各種検査を行い、手術日の前日に入院し、5時間の手術で子宮、卵巣、卵管を摘出しました。
がんのステージは、手術前の見立ては初期の「ⅠA期」でしたが、摘出したものを詳しく調べたうえで正確なステージが決まるため、結果が出るまでの3週間は再び不安の日々を過ごしました。けれど、幸いにしてがんは筋層1/2以内に留まっており、リンパへの転移もなかったため、経過観察(3か月に一度の検査)となりました。

 「再発」「転移」「余命」「死」

今も、ふと頭をよぎりますが、早期発見のメリットは大きいものがありました。
早期だったから、手術後の回復が早いとされる「ロボット手術(ダビンチ)」が受けられた。リンパへの転移がなかったので、リンパ郭清をしなくて済んだ。(リンパ郭清で起こるリンパ浮腫を回避できた。)放射線治療や抗がん剤投与をしなくて済んだ。(副作用で髪の毛が抜け落ちることもない。)がんが進行していると切除範囲が広くなり、それによって排尿困難や腸閉塞などが起こる。妊娠中にがんが見つかった場合は、赤ちゃんを諦めなければならないこともある。
悪いところを取り除けば終了!とはいかず、手術後の「生活の質(クオリティ・オブ・ライフ)」にも影響していくことを当事者になって初めて実感しました。
「早期発見に勝るものはなし!」
働く女性の皆さん!自分の身体に少しでも異変を感じたら、迷わず病院に行ってくださいね!
男性の皆さん!パートナーの身体のことを理解してあげてくださいね!

~おすすめ!おでかけ情報~
メインの画像は、計画浮上から68年、紆余曲折を経て2020年に運用が開始された「八ッ場ダム(群馬県)」から真下を見下ろしたもの。周辺の「吾妻渓谷」は紅葉の名所です。

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