
身軽な暮らしへの準備
長野本社のO.Mです。
先日、親族の法事で菩提寺を訪れました。住職と膝を突き合わせてお話しする機会はそう多くないのですが、たまたま妻の実家も同じお寺にお世話になっているご縁もあり、そのおかげでいつもより深いお話を伺うことが出来ました。
その中で、檀家の中でも親族に配偶者や子、孫がいないケースが増えているという話は、私にとって非常に示唆に富むものでした。我が家においても、お墓の承継者が限られてくる将来を考えると「終活」という言葉が現実味を帯びてきます。
お墓のことだけでなく、今住んでいる家や、いずれ訪れる「終の住処」をどうするのか等々、改めて考えさせられました。
しかし、これは決して後ろ向きな話ではなく、むしろこれからの人生をより豊かに、また、より身軽に生きるためのポジティブな準備期間だと捉えています。
リタイア後の生活を想い描きながら、持ち物を整理し、本当に大切なものだけを残す「断捨離」や「整理整頓」を始めることにしました。
単にミニマムにすることではなく、本当に価値を感じるものに囲まれるミニマルな生活へとシフトしていく過程は、まるで少し先の自分へのプレゼントを準備するかのようでワクワクしています。
生活空間がすっきりすることで、ゆとりが生まれ、新たなことにも挑戦しようという気がしています。この晴れやかな気持ちで、まずは「5年先の自分」へと続く道を出来るだけ軽やかに歩んでいこうと思います。
その一歩一歩が、自分の新たな扉を開くきっかけとなるように。
